6月30日、ローソンは陳列ロボットを導入した店舗「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」を2020年9月にオープンすると発表しました。
ローソンが陳列ロボットを導入する理由は、店員の業務量を減らし、人手不足に対応するためです。陳列ロボットが店員の代わりに商品を陳列すれば、より少ない店員で店舗を運営することができます。
店舗に陳列ロボットとセルフレジがセットで導入されるようになれば、店舗の生産性が劇的に改善される可能性があります。セルフレジの導入にはこれといった問題がないため、陳列ロボットがうまく機能するかどうかに注目です。
「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」をオープン
6月30日、ローソンは陳列ロボットを導入した店舗をオープンすると発表しました。
ローソンが陳列ロボットを導入する店舗は「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」で、オープンするのは2020年9月です。
陳列ロボットはTelexistence(テレイグジスタンス)株式会社が開発したものです。
陳列ロボットの導入後、一定期間は人間が遠隔操作し、最終的には自律的にロボットを制御することに移行します。また、商品の陳列だけではなく、ロボットによるフライドフーズの作成・陳列も検討されています。
陳列ロボットが陳列する商品は、おにぎり、弁当、パスタ、チルド飲料、日配食品、ソフトドリンク、お酒などです。
ローソンは「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」で陳列ロボットを検証し、将来的には他店舗への導入・拡大を目指します。
ローソンはなぜ陳列ロボットを導入するのか
ローソンは陳列ロボットを導入した店舗をオープンします。
ローソンが陳列ロボットを導入する理由は、店員の業務量を減らし、人手不足に対応するためです。
コンビニ業界では人手不足が問題になっています。
人手不足が発生する原因は、少子化による若年層の人口減少、小売チェーン・飲食チェーンの店舗数の増加です。コンビニ業界においても、2019年には24時間営業問題が話題になるなど、人手不足が問題になっています。
業務内容が大変なことも、コンビニ業界の人手不足の原因です。時給が高いわけではないため、業務内容が大変なコンビニは求職者から避けられやすいです。
コンビニ各社は人手不足に対応するため、店員の業務量を減らす店舗作りを進めています。店員の業務量を減らし、売上・利益を増やすというのが、コンビニ各社が目指しているものです。
ローソンが導入する陳列ロボットは、人手不足を解消するソリューションです。
ローソンの店舗では、毎日、陳列業務に多くの労働力が費やされています。これまでの常識では、店員が商品を陳列するのは当たり前なので、陳列業務の時間を減らそうといった考えはありませんでした。
陳列ロボットが店員の代わりに商品を陳列することが可能であれば、店員の業務量を劇的に減らすことができます。現在、問題となっている人手不足についても、状況の改善が期待できます。
陳列ロボットの導入は労働環境の改善にも貢献します。店員の業務量が減れば、働きやすい職場になり、アルバイト・パートを採用しやすくなります。
陳列ロボットとセルフレジで店舗の生産性を改善
ローソンは陳列ロボットを導入した店舗をオープンします。
店舗に陳列ロボットとセルフレジがセットで導入されるようになれば、店舗の生産性が劇的に改善される可能性があります。
コンビニでは商品の陳列、レジに多くの労働力が費やされています。
コンビニの店舗面積は狭く、商品の価格は安く、在庫回転率が高いです。店員は仕事中、商品の陳列とレジを繰り返しています。
店舗に陳列ロボットとセルフレジがセットで導入されれば、店員の業務量を大きく削減することができます。店舗はより少ない店員で運営できるようになり、店舗の生産性は劇的に改善されます。
競争の激化、人口の減少、時給の上昇などにより、コンビニの既存店は収益性が低下しています。店員の業務量を減らすことは、人手不足に対応するだけではなく、既存店の収益性を高めるという点からも重要です。
ローソンが陳列ロボットの導入を開始したことで、陳列ロボットとセルフレジのセット導入が見てきました。
ローソンはセルフレジを積極的に導入しています。ローソンは以前から一部の店舗でセルフレジを導入していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、導入店舗数を急速に増やしています。
セルフレジは店員との接触がないため、新型コロナウイルスの感染リスクを回避するソリューションとして注目されています。これまで、セルフレジはそれほど活用されて来ませんでしたが、今後は利用者が増えそうです。
セルフレジにはこれといった問題がないため、陳列ロボットがうまく機能すれば、陳列ロボットとセルフレジのセット導入を実現できます。