7月31日、ローソンは全国の店舗で、じゃがいも、きゅうり、玉ねぎ、にんじんなどの野菜の単品販売を開始しました。
ローソンが野菜の単品販売を開始した理由は、新型コロナウイルスにより変化した、お客さんのニーズに対応するためです。野菜はスーパーマーケットにありますが、コンビニで買いたいという人もいます。
新型コロナウイルスの発生以降、ドラッグストアで食品を買う人が増えています。ドラッグストアはコンビニの脅威になるとされて来ましたが、新型コロナウイルスの発生以降、脅威が大きくなっています。
ローソンが野菜の販売を開始
7月31日、ローソンは全国(11,718店、2020年6月末時点、「ローソンストア100」を除く)の店舗で野菜の販売を開始しました。
ローソンはじゃがいも、きゅうり、玉ねぎ、にんじんなどの野菜を単品として、全国の店舗で販売します。
野菜の単品販売は、身近なコンビニで野菜を買いたいという、お客さんのニーズに対応したものです。
なぜローソンは野菜を販売するのか
ローソンは野菜の単品販売を開始します。
ローソンが野菜の単品販売を開始した理由は、新型コロナウイルスにより変化した、お客さんのニーズに対応するためです。
新型コロナウイルスの発生以降、感染の拡大を防止するため、生活様式が変化しました。多くの人が仕事、買い物、遊びなど、普段の生活において、なるべく感染リスクが低い行動を取るようになりました。
買い物の仕方にも変化があります。買い物をする店舗は近く、買い物に出かける回数は少なく、1回あたりの買い物金額は多く、というものです。
スーパーマーケット、ドラッグストアは品揃えが豊富で、まとめ買いに適しており、販売が好調です。一方、コンビニは品揃えが少く、まとめ買いに不向きなため、売上が減少しています。
ローソンの野菜の販売はお客さんのニーズに応えるためです。
野菜を買うのであれば、スーパーマーケットに行けば買えます。しかし、スーパーマーケットではなく、近くにあるコンビニで野菜を買いたいという人もいます。
ローソンの野菜の販売は既存客に喜ばれると思います。ローソンで食品をまとめ買いしたいお客さんには、少量の野菜であっても嬉しいです。
ローソンは卵、豆腐、ウインナー、ベーコンなどを販売しています。これに野菜があれば、ある程度、お客さんを満足させることができます。
コンビニはドラッグストアの脅威が大きくなる
ドラッグストアはコンビニの脅威になるとされて来ました。
新型コロナウイルスの発生以降、ドラッグストアで買い物をする人が増え、コンビニにとって脅威が大きくなっています。
これまで、生鮮食品はスーパーマーケットで買うのが普通でした。コンビニも生鮮食品を販売しておらず、販売するような動きもありませんでした。
ドラッグストアも生鮮食品は販売しないと考えられてきました。近年、ドラッグストアは生鮮食品の取り扱いを始め、売り場を充実させています。
ドラッグストアの生鮮食品の売り場は、スーパーマーケットと比べられるものではありません。しかし、生鮮食品の売り場は着実に改善されており、お客さんの信頼も高まっています。
新型コロナウイルスの発生以降、ドラッグストアの評価は上がり、コンビニの評価は下がりました。
マスク、消毒液などの衛生用品は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために不可欠なものです。定期的に衛生用品を買う必要があり、多くの人がドラッグストアに買い物に行きます。
衛生用品を買うためにドラッグストアに来た人は、一緒に食品、日用品も買います。ドラッグストアの一回の買い物で、食品、日用品、衛生用品がまとめて買えるので、買い物回数を減らしたい人には便利です。
ドラッグストアで買う食品の量が増えると、コンビニで買う食品の量は減ります。コンビニが小さい店舗面積で、お客さんのまとめ買いニーズに応えることは難しく、厳しい状況が続きそうです。