4月7日、PPIHはグループの電子マネー「majica」の会員数が、4月6日に1,000万人を突破したことを発表しました。
ドン・キホーテは幅広い品揃えと低価格が人気のチェーンで、「majica」の会員数はリピーターが多いことを証明しています。
「majica」にはドン・キホーテとお客さんの関係を強化する効果があり、会員数が着実に増えているのは良いことです。
電子マネー「majica」の会員数が1,000万人を突破
4月7日、PPIHはグループの電子マネー「majica」の会員数が、4月6日に1,000万人を突破したことを発表しました。
「majica」は2014年3月からサービスを開始した、PPIHグループのドン・キホーテ系列店舗で利用できる電子マネーです。
「majica」はチャージ時に1%のポイントが付与され、一年間の買い物金額に応じたランク特典、一部の商品がお得に買える会員価格などのメリットがあります。
一年間の買い物金額が100万円を超えるとゴールド会員となり、チャージ時のポイント付与率は3%(1%+ランク特典2%)です。
最上位のプラチナ会員になると、チャージ時のポイント付与率は5%(1%+ランク特典4%)です。プラチナ会員になるために必要な一年間の買い物金額については、ホームページ上では「???万円以上」となっていて不明です。
「majica」はスマホアプリ「majicaアプリ」と連携することで、ポイント・チャージ残高の確認、クーポンの取得、MY店舗登録など、便利な機能を利用できます。
「majica」は2014年3月のサービス開始以降、2014年6月に100万人、2016年6月に400万人、2018年1月に600万人、2019年12月に900万人を超え、2020年4月6日に1,000万人を突破しました。
4月6日より、総合スーパーの「アピタ」、「ピアゴ」でも「majica」を利用できるようになったことが、会員数1,000万人突破に貢献しています。
PPIHグループは会員数1,000万人突破を記念して、「1,000万人突破記念majica」が抽選で1,000名に当たるプレゼント企画、majicaポイントがもらえるなど、キャンペーンの開催を予定しています。
なぜ「majica」の会員数は増えているのか
ドン・キホーテの電子マネー「majica」は会員数を着実に増やしています。
「majica」の会員数が増えている理由は、ドン・キホーテのリピーターになる人が増えているからです。
電子マネーはお金をチャージして使います。チャージしたお金は使わないともったいないので、お客さんはあまり買い物をしない店舗では電子マネーを利用しません。お客さんはよく利用する店舗でだけ、電子マネーを利用します。
「majica」の会員数が増えているということは、これからもドン・キホーテで買い物をする機会が多いと考えているお客さんが多いことになります。
ドン・キホーテでは様々なカテゴリの商品を買うことができ、価格も安いです。近年は食品の品揃えも強化しています。お客さんは衣食住の商品をまとめて、ドン・キホーテで買うことができます。
ドン・キホーテで多くの商品を買うお客さんは「majica」を利用します。年間の買い物累計金額が100万円を超えると(ゴールド会員)、チャージ時のポイント付与率は3%(1%+ランク特典2%)となり、お得に買い物ができます。
「majica」の会員数が着実に伸びていることから、ドン・キホーテの買い物体験がお客さんに受け入れられ、リピーターを増やしていることが分かります。
なぜドン・キホーテにとって「majica」は重要なのか
電子マネー「majica」はドン・キホーテにとって重要なものです。
「majica」がドン・キホーテにとって重要な理由は、お客さんに「majica」を利用してもらうことで、ドン・キホーテとお客さんの関係が強化されるからです。
「majica」にチャージをしたお客さんは、必ずドン・キホーテで買い物をします。「majica」にチャージしてもらったお金は、ドン・キホーテの将来の売上です。
お客さんに「majica」にチャージしてもらう金額が増えるほど、ドン・キホーテの将来の売上も増えることになります。
「majica」は競合店舗対策になります。
ドン・キホーテは幅広いカテゴリの商品を販売しており、ほとんどすべての業種と競合しています。お客さんは買い物をするときに、ドン・キホーテと競合店舗を比較します。
お客さんがドン・キホーテと競合店舗を比較したときに、「majica」があることでドン・キホーテが選ばれやすくなります。競合店舗の方が価格や品質で優れていたとしても、「majica」があるのでドン・キホーテを選ぶ可能性があります。
「majica」はワン・ツー・ワン・マーケティングの基盤になるものです。
ワン・ツー・ワン・マーケティングはお客さんが小売業に強く期待している買い物体験です。ワン・ツー・ワン・マーケティングにはスマホアプリが必要で、多くの小売業がお客さんにスマホアプリのインストールを促しています。
「majica」はスマホアプリ「majicaアプリ」と連携していて、会員数は1,000万人を突破しています。ドン・キホーテはワン・ツー・ワン・マーケティングについて、早期に展開できる基盤を保有しています。
ドン・キホーテは「majica」のゴールド会員を増やしたい
ドン・キホーテの電子マネー「majica」には、一年間の買い物金額に応じた会員ランクがあります。
ドン・キホーテは一年間の買い物金額が100万円以上のゴールド会員を増やしたいです。
ゴールド会員になることはお客さんにとってメリットです。ゴールド会員のチャージ時のポイント付与率は3%(1%+会員特典2%)です。3%のポイント付与率と会員価格を合わせることで、お得な買い物ができます。
ドン・キホーテがゴールド会員を増やすためには、カテゴリの拡大が効果的です。
販売するカテゴリが多いほど、お客さんは多くの商品を買い、買い物金額が増えます。ドン・キホーテは既に幅広いカテゴリを販売していますが、さらなるカテゴリの拡大を進めたいです。
PB商品「情熱価格」もゴールド会員を増やすために効果的です。
ドン・キホーテは様々なカテゴリでPB商品を開発しており、家電はヒット商品になっています。家電は価格が高く、一年間の買い物金額を底上げします。
ドン・キホーテが専門店に負けないPB商品を開発すれば、お客さんは価格が高い商品であってもドン・キホーテで買うはずです。ドン・キホーテは「majica」の集客力とPB商品の価値で、一年間の買い物金額を増やしたいです。
ゴールド会員の数はドン・キホーテの品揃えを評価する目安になります。ゴールド会員の数が増えれば、カテゴリ、商品が充実していると評価できます。