「Shufoo!」と「PickGo 買い物代行」が連携、電子チラシから買い物代行を依頼

7月29日、電子チラシサービス「Shufoo!」と買い物代行サービス「Pick Go 買い物代行」は、新たな買い物代行サービスを開始する計画を発表しました。

新型コロナウイルスの発生以降、ネット通販の利用者が増えています。買い物代行のニーズも高まっており、新サービスは利用者を増やせそうです。

「Shufoo!」と「Pick Go 買い物代行」はシェアリングデリバリーです。小売業はシェアリングデリバリーを活用して、お客さんに優れた買い物体験を提供したいです。

「Shufoo!」と「PickGo 買い物代行」が連携

7月29日、電子チラシサービス「Shufoo!」は、買い物代行サービス「Pick Go 買い物代行」と連携した新サービスを発表しました。

「Shufoo!」の利用者は電子チラシの欲しい商品を選択して、「Pick Go 買い物代行」に買い物代行を依頼することができます。

新サービスは「Shufoo!」の月間1,100万人のユーザー・11万の店舗と、「PickGo買い物代行」の1万5,000人のドライバーを繋げたものです。

新サービスは2020年内に発表予定です。

買い物代行サービスは利用者を増やせるか

「Shufoo!」と「PickGo 買い物代行」は買い物代行サービスを始めます。

買い物代行サービスにはニーズがあり、利用者を増やせそうです。

新型コロナウイルスの発生以降、ネット通販で買い物をする人が増えています。店舗が閉店している、店舗が混雑している、品切れしているなどの理由により、店舗の価値が下がり、ネット通販の価値が上がりました。

これまで、ネットスーパーの利用者は多くはありませんでした。しかし、新型コロナウイルスの発生以降は、ネットスーパーの利用者も増えています。

ネットスーパーを運営するオイシックス・ラ・大地は、物流センターのキャパシティを3倍に拡大する計画です。今後、ネットスーパーで買い物をする人が増えるのは確実です。

「Shufoo!」は地域の店舗の情報を掲載する、電子チラシサービスです。

「Shufoo!」の利用者はチラシを見て、近所の店舗に買い物に行きます。「Shufoo!」の利用者にとって、掲載されている店舗はよく知っている店舗です。

買い物代行サービスでは、よく知っている店舗の商品を購入します。商品がどこから来るのか分からないネットスーパーとよりも、お客さんは利用しやすいです。

「Shufoo!」の利用者は欲しい商品をチェックした後、自分で店舗に買いに行くか、買い物代行サービスを利用するかを選べるようになります。「Shufoo!」は優れた買い物体験を提供しており、買い物代行サービスを利用する人は増えそうです。

小売業はシェアリングデリバリーを活用したい

「Shufoo!」と「PickGo 買い物代行」の買い物代行サービスは、地域の店舗の商品をお客さんに届けます。

小売業はシェアリングデリバリーを活用して、お客さんに便利な買い物体験を提供したいです。

シェアリングデリバリーとは、配送員を複数の店舗が共有して、配送を依頼する仕組みです。

フードデリバリーのウーバーイーツ、出前館はシェアリングデリバリーです。「PickGo 買い物代行」もシェアリングデリバリーです。

シェアリングデリバリーの優れている店は、店舗が配送員を抱えなく良いことです。店舗は配送員が居なくても、シェアリングデリバリーを活用することで、お客さんに商品を届けることができます。

シェアリングデリバリーでは、一つの店舗だけでなく、複数の店舗の商品をまとめて配送することも可能になります。「Shufoo!」と「PickGo 買い物代行」の買い物代行サービスは、地域の店舗をまとめたネットスーパーだと言えます。

小売業は自社で商品を配送する必要はありません。

地域のコンビニ、スーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストアがシェアリングデリバリーを活用すれば、一つのまとまったネットスーパーになれます。

お客さんは遠くの物流センターから商品を届けて欲しいのではなく、よく買い物をする、近くの店舗から届けて欲しいです。小売業はシェアリングデリバリーを活用することで、お客さんのニーズに応えることができます。